暮らしとケア

できることは、そのままに。

決まった日課に合わせてもらうのではなく、その人が続けてきた起き方、食べ方、過ごし方から一日を組み立てます。

台所で高齢の女性が野菜を準備し、職員が隣で支える様子

ケアの考え方

支える前に、何を続けたいかを知る。

認知症の症状だけを見るのではなく、その人の生活歴、得意なこと、落ち着く場所を職員間で共有します。

01

選べる

食事の場所や過ごし方など、選べることは本人に伺います。言葉にならないときは、表情や日々の様子を見ます。

02

待てる

急がせず、その人の動きが始まるまで待ちます。安全を守りながら、自分でできた感覚を残します。

03

つながる

家族から以前の暮らしを教えていただき、今の生活へつなぎます。面会や外出の相談も一緒に考えます。

一日の流れ

同じ時刻でも、同じ過ごし方ではありません。

以下は一日の目安です。起床や就寝、食事の時間は、体調とこれまでの生活習慣を優先します。

  1. 起床・朝の支度

    目が覚めた時間に合わせて、着替えや洗面をお手伝いします。

  2. 朝食

    いつもの席で朝食。食後は新聞やテレビなど、それぞれの時間です。

  3. 家の仕事や散歩

    洗濯物、庭の水やり、買い物、近所の散歩などを体調に合わせて行います。

  4. 昼食

    台所から食事の匂いがする中で、できる方には支度にも参加いただきます。

  5. お茶の時間

    おやつや会話を楽しむ方、個室で休む方など、過ごし方はさまざまです。

  6. 夕食・夜の時間

    食後は入浴や団らんへ。就寝時間も一人ずつの習慣を大切にします。

役割のある暮らし

日常の動作が、暮らしの手応えになる。

特別な行事だけでなく、食事の支度や庭先を歩く時間を大切にします。

歩行器を使って庭沿いを歩く高齢の女性と職員

外の空気に触れる

天気や体調のよい日は、庭先や近所へ出ます。歩行器や手すりを使いながら、季節の変化を感じられる時間をつくります。

その日の歩幅で

杖を使う方も、職員が一方的に動かすのではなく、隣で歩幅を合わせます。できる動きを保ちながら安全を支えます。

木の玄関前を杖で歩く高齢の男性に、職員が歩調を合わせる様子
食卓で手仕事をしながら穏やかに会話する入居者と職員

家族との関わり

入居した後も、家族であることは変わりません。

面会や外出は、体調と状況を確認しながらご相談いただけます。日々の様子は、ご家族へ分かりやすくお伝えします。

医療や看取りについても、一度の説明で決めず、本人の状態に合わせて繰り返し話し合います。

実際の一日の様子は、見学でお尋ねください。

生活習慣や今困っていることを伺い、灯乃間でできる支援をお話しします。